地区教職セミナーに行ってきました

 2009年2月2?3日の予定で、ウエルサンピア多摩において地区教職セミナーが開催されました。

 今回のテーマは「キリスト教とエコロジー」というようなことで、3人の先生(一人はわたし)が、それぞれの発表を行ないました。


【 開会礼拝でメッセージをする日下部先生 】

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【 発題1を担当した頓所(とんしょ)先生 】

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 頓所先生は、キリスト教においてエコロジーを問題とする上で基本文献となるG・リートケの『生態学的破局とキリスト教』の紹介をされました。

 これは、今から40年くらい前に書かれた本ですが、レイチェル・カーソンの『沈黙の春』などに端を発する、今日の環境破壊に対するキリスト教の(自己)責任ということを取り上げたもので、旧来のキリスト教のあり方を問い直す意味において大きな意味のある本(論文)でした。



【 発題3を担当した松川先生 】

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 松川先生は、環境ということを中心に世界に起る紛争などについて、いわゆる環境問題ということではなく、環境問題を中心にした世界的な紛争、政治的な動きについての発表をされました。


【 発題2を担当したわたし 】

 ちなみに、発表を自分でやっているので写真はありませんが、わたしは、1970年代以降、キリスト教界において環境問題に対するキリスト教界からの応答という形で幾つかの本(論文)が書かれているのですが、実際のところ、環境問題に対するキリスト教の神学的アプローチは、あくまで論理的な応答という形がほとんどで、「では、実際にキリスト教としてどうするのか?」という点が議論されていないことを指摘し、環境問題に対して意味を持ちえる「エコロジー神学」の可能性についての考察を発表させていただきました。

 まあ、ごく簡単に言えば、「口ではどうとでも言えるが、ではキリスト教として具体的に何をするの?何ができるの?」ということを考えてみたということです。


【 最後に、集合写真 】

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